「プログラミングを勉強する」と聞いても、大学での勉強というイメージがある人は少ないと思います。それもそのはず、IT業界というのは、基本的に実力社会であり、学歴というのは全く重視されません。かのマイクロソフト創立者のビル・ゲイツ氏も、アップル創立者のスティーブ・ジョブス氏も両名とも、高卒(大学中退したため)なのはとても有名な話です。また、プログラミングの勉強は、やる気さえあれば独学で十分取得可能です。今はオンラインスクールなどもかなり充実しています。 そのため2020年の時点では大学に行ったかどうかというのはあまり重視されていません(ただもちろん、他のどの職種とも同じように、就職で有利にはなるでしょう)。
さて、プログラミングを大学で学ぶとなると、対応しているのは情報工学科、機械工学科、電子工学科になります
情報工学科での勉強内容
情報工学科では、プログラミングの勉強よりも、主な講義の内容はコンピューターを基礎から学ぶ授業がほとんどになります。もちろんその派生でプログラミングも学びますが、プログラミング言語の習得が一番の目的ではなく、コンピューターそのものの仕組みおよび、インターネットの仕組みを軸に授業を進めていきます。
そのため、プログラミングの勉強がどこまで深くできるかはまちまちであり、実践的なプログラミング言語を習得には独学での補足が一定以上必要です。
情報工学科からは、エンジニア職への就職が主になります。
機械工学科での勉強内容
次は、機械工学科です。機械工学科でもプログラミング言語の授業は実施していますが、内容は、HTMLやRuby等の実践的な言語ではなく、C言語やフーリエ変換などを使用したプログラムを書く授業がメインになります。
機械工学科はそもそも、麾下の要素や設計、製作などを専門として技術を学習する学科なため、数学や力学が得意な人にはおすすめできる学科です。
授業で扱う内容では実践的なプログラミングの割合よりも、熱力学や材料力学などの知識をベースに、自動車やロボット、鉄道など機械の研究が沢山行われます。
電子工学科での勉強内容
電子工学科では主に、半導体や誘導体、ナノテクなど電子についての勉強ができます。プログラミングの授業も選択して組むことができ、幅広い内容が学べるため、深い知識を身につけたい人にはおすすめできる学部です。
しかし、他の学科と同様に、実践的なプログラミング言語を利用する機械は少なくなります。これはもう、大学全体の傾向となります。